短期投資技術研究所

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マーケットの魔術師(システムトレーダー編):トレーディングシステムの限界への対処

管理人の座右の書「マーケットの魔術師 システムトレーダー編」で、トレーダーであるウェイン・グリフィスさんは以下のように言っています。


グリフィス
 トレードプログラムの基本部分として、自分のシステムとシステム知識を使うつもりです。でも、それだけでなく、システムに反して私自身の知識を差し挟むこともしてみたいと思います。そういうアプローチのほうが単純なシステムトレードよりもうまくいくと期待できますし、単純な直感トレードよりもチャンスが多くなると思います。

聞き手
 あなたはメカニカルアプローチですばらしい成績を上げています。それなのに、数量化がひどく難しいことにどうして挑戦しようとするのですか?

グリフィス
 システム開発者ならだれでも、システムで対処しきれない状況のあることを認めるでしょう。私には、どんなときに自分のシステムが順調にいっているか、どんなときにそうでないかがわかります。だから、プログラムされていないことを補わずに、じっと手をこまねいているという法はないでしょう。
 システムトレードでは、悪い結果が見え見えのトレードでも我慢していなければなりません。(両方のアプローチを使っていれば)それを避けることができます。もちろん、間違いだと考えて避けたものが本当は正しかった、ということも時にはあるでしょうが。


出典:「マーケットの魔術師 システムトレーダー編」(p129)


システムトレードの教科書的な本だと、「システムトレードでは必ずシステムに従う必要がある」ということが書かれているわけですが、上記は必ずしもそうではないという考えですね。
このあたりは確かに難しいことなのですが、システムを単体、例えば一つのEA(Expert Advisor)とするなら明らかに限界があるわけです。
もちろん、技術力がある構築者のトレーディングシステムであれば、「いつでも利益が上げられるトレーディングシステム」の構築が可能ではあるのかもしれませんが、なかなか難しいと思います。

管理人もそうですが、一つのシステムではなく複数のシステムを稼動させることで、リスクをヘッジするような戦略をとることになりますが、それでも「良い時と悪い時」があります。

さらに一歩進めると、相場状況を何かしらの判断により、稼動させるシステムを選び出すような戦略もあるように思われます。(管理人はこのあたりのことをシステムに取り入れたいのですが、うまくいっていません。)

グリフィスさんが考えているものは、(単体としての)システムの限界を理解(把握)し、人間の判断を積極的に加えるようなことだと思いますが、こういった考えを取り入れることでシステムの不足している部分を補うのに役立つのではと管理人も考えます。


先に「教科書的」と書きましたが、投資の世界においては「学問」とは違い、利益を上げたものが勝者となります。また、怪しげな話が「正しいこと」と思われているようなこともあるかもしれません。
「教科書的な教え」に逆らうようなことも積極的に試してみるという姿勢が、このシステムトレードの構築においても必要なのかもしれませんね。


ほとんど独り言..._| ̄|●


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[ 2009/09/21 19:26 ] おすすめ書籍拾い読み | TB(-) | CM(-)

タートル流投資の魔術:パラメータ最適化のパラドックス

システムトレードに限らず、過去の相場データを利用して行う検証作業つまりバックテストはきわめて重要なはずです。バックテストは損益やP/Fのような投資家なら誰でも知っている項目以外にも、様々な情報を与えてくれるものであり、トレーディングシステムを構築しようとするときには絶対に必要な作業です。

しかしながら、最近というわけではありませんが、以下のような指摘を耳にします。

投資においては、フォワード(実運用)での成績こそが重要であり、バックテストは意味をなさない。


こういった主張の背景には、システムを組む上で必ず必要になる「パラメータの最適化作業」そのものの作業に問題点を見出していることがあるのかもしれません。


一方、このブログでは管理人は何度か書いていますが、管理人はシステムトレードに関しては以下を原則としています。

(1)バックテストの成績が思わしくないトレーディングシステムは、システムとして利用できない。

(2)バックテスト結果が優秀だからといって、実際に機能するとは限らない。



もちろんバックテストに問題があるシステムでも、実際に利益をあげたシステムはあったでしょうし、あるはずです。
しかし、こんなものは偶然であると考えるべきだと管理人は思います。


さて、本題。
ハナシガナガイナー

伝説のトレーダー集団 タートル流投資の魔術」という書籍に以下のような記述があるので、紹介したいと思います。
ほぼ原文そのまま抜き出します。(下線等は管理人による。)


最適化のパラドックス

 テスト結果と実際の結果のあいだにへだたりが生じるもうひとつの理由に、わたしが最適化のパラドックスと名づけた効果がある。(中略)

 たとえば、長期移動平均の日数や、短期移動平均の日数もパラメータの一つだ。最適化とは、これらのパラメータについての最上の、つまり最適な値を選ぶことである。最適化はカーブフィッティングにつながり、パフォーマンスを悪化させるから無益だというトレーダーは多い。言っておくが、断じてそんなことはない。

 正しく行えば、最適化は役に立つ。パラメータを変化させた場合のパフォーマンス特性を理解しているほうが、それを知らないでいるよりいいに決まっているからだ。ひとつのパラメータに関するパフォーマンス尺度を変化を調べると、システムの優位性ではなく、ランダム効果やオーバーフィッティングにが大きく作用していることが明らかになることが多い。(以下略)


参考文献:タートル流の投資の魔術(p193,194)


パラメータをどのように決めるかということは、システム構築に最も重要な作業であると管理人は考えます。戦略の基本ロジックを考え出すよりも重要であるとさえ思います。

優れたロジックであってもパラメータを適切に決めることができなければ、そのシステムは機能しません。一方、単純でとても優秀とは思えないロジックのシステムでもパラメータをきちんと決めることで「機能するシステム」になる可能性があります。


「バックテストは役に立たない」、「パラメータチューニングはカーブフィットを伴うから無意味だ」と結論付ける前に、一度くらいは安定したパラメータを探し出すにはどうのようにすればいいのかを考えるのもいいかもしれません。


今日は日曜日なので、ちょっと観念的なお話を記事にしてみました。


【補足】
この「伝説のトレーダー集団 タートル流投資の魔術」は投資本としては安価ながらもその内容は非常に勉強になります。一見平易に書かれているように思われるかもしれませんが、かなり奥が深い書き物です。カーブフィットを回避するために必要な作業もちょっとだけ書かれています。まあ、このあたりのことはシミュレーションや逆問題を解いたことがある技術者等には当たり前のことなのですが、そういったことがなじみのない一般投資家には目新しいことかもしれませんので、お読みになることをお奨めします。



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[ 2009/07/05 09:30 ] おすすめ書籍拾い読み | TB(-) | CM(0)

マーケットの魔術師 システムトレーダー編

(聞き手)
この世に聖杯などはないことは誰でも心得ています。でも、あなたにとってそれに一番近いものは何ですか?例えば、口座の収益がどのレベルまで達すれば、目標は実現できたと満足できますか?

(トレーダー)
聖杯は存在します。

(聞き手)(混乱してしばらく沈黙。)
見当がつきません。降参です。聖杯とは何か教えてください。

(トレーダー)
聖杯などないことを悟るべきです(笑)。世界の一流マネージャでも20%から25%の収益しか生み出していないのですから。
世の中には、幻の夢を売る商売人が山ほどいます。皆騙されやすいんですね。(以下続く)


これは、「マーケットの魔術師 システムトレーダー編」で聞き手であるアート・コリンズによるシステムトレーダーであるジョン・ヒルへのインタビューでのやり取りです。

マーケットの魔術師シリーズは、投資家・トレーダーであればその存在は知っているだろうし、また、手にしている方も多いのではないでしょうか。ご存知のとおり、実力派トレーダーに対してインタビュー形式でまとめられており、読者が実際にトレーダーの話を聞いているような感覚で読み進めることができます。管理人もこのシリーズは大好きで、何度となく読み返しています。
システムトレーダー編は、読み手がある程度限定(実際にはすべての投資家に読んで欲しい)されていること及びインタビューアーがジャック・D. シュワッガーからアート・コリンズに変更されたということもあるためか、その存在は少々地味なようにも感じられます。
しかし、システムトレーダー故の「倫理性」がそこでは述べられている場合が多いとも思います。上記のやり取りだけでも、買ってよかったと思わせる一冊です。

ちなみに、ジョン・ヒルは、トレーディングシステムに関する評価など「地味な活動」もしているトレーダーです。著書としては、過去の日記でも紹介していますので、参考にしてみてください。


マーケットの魔術師 システムトレーダー編~市場に勝った男たちが明かすメカニカルトレーディングのすべ (ウィザード・ブックシリーズ)


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[ 2008/12/07 19:07 ] おすすめ書籍拾い読み | TB(-) | CM(-)
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Author:短期投資技術研究所
前総理は国会審議中も内職に忙しいようですが、管理人もEAのパラメータ最適化作業で忙しい毎日を過ごしております(ウソ!w)


こんなものも(笑)
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